Lovevoxのミーティング(ファーストアルバムに向けて、、、)
とある日曜日。とあるファーストフード店。怪しい3人。そう、今日はLovevox With 奥野健太郎でファーストアルバムに向けてのデモテープを聴きながらミーティングです。マイクで録ったものを文章にしました。結構あるのでずっと読んでいると目を悪くするかも。プリントアウトがお勧め。ま、そんな大したものではありません。
『そして、、、』(M-1)

だいち(以下“だ”とする)
:曲名はまだ決まってなくて(その後「そして、、、」になる)、デモテープのM-1。歌詞的には特に実話チックなものを作ったんじゃなくて、もともとはLovevoxではなくて、他の人に渡そうと思って作った曲。で、それがまぁまぁいいかなぁって。他のものとは違うかなぁ、世界的に違うかなぁっていう気はしないでもないんだけど、これも一つのスタイルかなぁっていう意味で、今回やりたいなと思った。
おくの(以下“奥”とする)
:すごく進行感があるね。
だ:これは転調とかはあまりない、ちょっとはしてるかな。サビでよくある転調とかしかやってない。あんまりリズムを重ねてストリングスとか使うって曲は作らないけど、この曲ではやってる。
奥:これはもう高橋さんの曲なんですよね。
だ:自分のオリジナルだよ。
奥:歌詞は?
だ:歌詞もオレ。ほとんどの曲がそうだけど、、、。ストリングスアレンジはまだまだです。ストリングスをもっと。
奥:これBassはシンベですけど、実際弾くんですか?
だ:いや、これはシンセベースでちょっとムーグっぽいやつを使ってるんだけど、Bass自体はこんな感じでやっていこうと、、、。んで途中にオケヒットみたいのがくる。
奥:あ、ありますよね、サビ前でね。
だ:そう。あれをもっと押し出そうと、、、
あっこ(以下“あ”とする)
:あー、キメね。
奥:あー!やっとしゃべった!
(全員和やかな平和な笑い)
だ:コーラス的にはボーカルをもっと重ねていこうかな。もしかしたらほとんどダブリングして、で、コーラスを分厚くしていこうかな。だからストリングスと疑似ストリングスみたいのでコーラスを入れていこうかな。
奥:あー、ストリングス的なコーラスを、、、角松っぽい感じで?
だ:そうそう、この曲は角松さんみたいな感じで作ろうかな。
奥:お〜。
だ:あとギターソロを入れようかな。
奥:これ、エレキですねぇ。
だ:そうだね。完全にエレキだね。これアコースティックは入れてもおかしくはないけどちょっと今のところは。アコギ入れるとしたらこのカッティングのポジションとはまた違うポジションでストロークやろうとは思うんだけど。もしかしたらオープンチューニングやらないといけないかなぁっていうコード進行になってるから、、、。
奥:それぼくがやるんですか?
だ:いや、これは奥野くんやらない。ソロを、、、。
あ:全曲ソロ。
奥:え〜?全曲やるの?
だ:いや、全曲はやらない。あんまりギターソロをフューチャリングというものはないけど、この曲は一番フューチャーするかもしれない。
奥:あー。
だ:曲的にもそういう感じだし。Outroのところもやってもらうかもしれないし。
奥:もしかしてフェードアウト系ですか?
だ:そうだね。フェードアウト系だね。
奥:長いなー、、、、、、長いな−、、、、。
だ:もっともっとシンセベースも分厚くするし。これは2つ重ねたかな?もっともっと分厚い、、、。一番今回リバービーな曲にはなると思う。他のはルーム系のリバーブでやるけど。これはちょっとHall的な感じでやろうと思う。あ、そうだ。ソロに関しては逆にコテコテにならないようにシンプルな歪み系、オーバードライブ系?テレキャスみたいな。
奥:小田和正のソロみたいな?
だ:そういう感じ。
奥:ブルーノートみたいな感じ、、、?
だ:そうそう。
奥:フロントピックアップだ。OK。持っていくギターが決まりましたよ。レバレンドでいきます!
あ:レバレンド?
奥:そう、マーブルのやつ。
だ:あれってPUはEMG?オリジナル?
奥:オリジナルです。ソロだけでいいんですよね、、、
だ:そう。これはソロだけだね。
奥:じゃぁあのギターで、、、

(『そして、、、』終わり)
『扉の向こう側』

奥:この曲は知ってます(笑)←※自分でかっこ笑いと言ったので、付けました
だ:この曲は知ってるよね。さっきと違って生Bassで。今時点ではエレキでコードストロークやったりしてるのは、アコギでやるつもり。それでずいぶん雰囲気変わると思う。最初はピアノも入らず、ギター、ドラム、3人Trio編成でやるから、どんどん豪華になっていく系統ではあるかな。で、コーラスは今のところオレがLiveでやってたコーラスラインとちょっと違うものをやって、サビのところはストリングス系のコーラス、もっと分厚いのをやる。だから1コーラス目のサビからドーンといっちゃうと思う。進行的にはLiveと一緒で、これもフェードアウト。
奥:これはアコギソロですか?
だ:いや、これエレキかな、ソロ。ちょっとドライな感じのギターのサウンドがいいな。
もっと生っぽい。
奥:生っぽい、、、どんな音や?
だ:これだとー、、、デビッド・ギルモア(DAVID GILMOUR)みたいな。
奥:分かりません。
だ:生っぽい感じ。イメージ的にはアコースティックのソロと変わらず、
奥:デビッド・ギルモアって、どんな感じの人ですか?
だ:ピンクフロイドの。
奥:あー。聴いたことないなぁ。ピンクフロイドって。バンド名しか知らない。
だ:の、ソロ。デビッド・ギルモアのソロアルバムのような感じ。多少リバーブはかけて
奥:クリーン?
だ:少し、クランチかけて、歪みの入った、ナチュラルな意味でのオーバードライブ。
これは別にシングルじゃなくても。
奥:Sadowskyは使えないです。録音では。
だ:ハハハッ(笑)。Fenderとかそんな感じなんだよね。
奥:タイラ−すか?あれだったらなんでも使えるなぁ。
だ:これからやる事といえば、展開の部分でもっとすごいコーラスの分厚さを出すから、展開はメインとコーラスの重なり合いを、もっと多重録音する。ボーカルに関してはコーラスを一番重ねると思う。コーラスでストリングス感を出す。
あ:わかった。コーラス大好きだからうれしい。楽しみ。

(『扉の向こう側』終わり)
                   David Gilmour 2nd 『About Face』 


『幼虫』

あ:やっと私の曲がでてきたわ。
だ:これはまだ生は入れてない?
奥:これはHip Hop要素が入ってるんですか?
だ:最初は全然バウンス的はなかったんだけど、オレがアレンジでハーフシャッフル、少しはねさせてる。三連があるからはっきり聞えてるでしょ?なんでこうしたのかというと、アコースティックと差別化したかったのと、やってみたかった。コーラスはバウンスってのを意識してはねずにのっぺりした感じで面白さを出したい。
奥:なんか分かってきた。DJがリミックスしましたみたいな、、、。
だ:そう。全然違うバウンスしてるのとしてないのをミックスして、ボーカルはあんまりはねなくて、バックはドラムのハットがはね感をだして、あとはベースを入れるかな。あとエレピで寂しさを出して。これはストリングス入れようとは思わなくて、コーラス的には大袈裟なコーラスはやろうとは思わない。コーラスどうしたいとかあるの?
あ:んー、コーラスはあまりいらないと思う。コーラスなしで、間奏のところとかに和音で歌ったものをバックに聴かせたい
だ:それはコーラスじゃなくてソロをなくしてそういうのを入れたいんでしょ?ギターソロはこれはいらないかな。コーラスでそれを出して、あとはオブリ的なもので、ピッチカートストリングス、、、アコースティックではないものを出す、本当にシンプルに。ベースもシンセベ−ス。
奥:少しスペーシーな方がいい、、、
だ:そう、まさにそう。レガートよりピッチカートで、、、この曲は主旋律勝負って感じかな。

(『幼虫』終わり)
『悲しい笑顔』

奥:これは気に入った。このアレンジは気に入った。
だ:これは今入ってないけど、途中からアコギのギターアルペジオから入って、ストローク、、、でー、ソロは、、、
奥:これ、遠くでゴーッて、歪みの音が鳴ってたらかっこいいかも。
だ:うん。後半にかけて盛り上がるんだけど、後半でそういうのはおしりの方であってもいいね。これはね、間奏かOutro、どっちかでソロ。
奥:この雰囲気でソロかぁ。
だ:これはオブリ的なソロ。ロングトーンのソロみたいなやつ。
奥:あー、なんとなく分かる。ソロだって感じじゃなく、弾いたり弾かなかったり。
だ:全体的に、厚いサウンドで。コーラスは結構厚めに考えてて、何声も重ねるつもり。あとは、このアレンジくらいで多少構成を考えて入れてこうかなって感じ。
奥:難しいな、ソロって。
だ:この曲に関しては全部ダブリングかな。コーラスっぽいボーカル。基本的にはアコースティックバージョン、ほぼそんな感じ。ベースはシンセベース。
奥:ソプラノサックが欲しいですね。
だ:そうだね。管楽器があるといいね。ケニ−Gみたいな。
奥:まさにそんなやつ。

(『悲しい笑顔』終わり)



『雨になっていく』

だ:これは聴いて分かる通り、完全なバウンス。
奥:うしろでシンセがなってますね?
だ:これはホーンセクション。今は2管、トロンボーンとトランペットしか入れてないんだけど、これは個々のブラスセクションと、あとは個々のブラス隊を別々に入れて、それは厚みを出そうかなぁと思ってるけど、今は全然デモテープ段階、、、
奥:あー、アコギ。
だ:ちょっと分かんないけど、アコギを録る時にね、一緒にやる時間があるかどうか分からないんだよね。だからアコギのアルペジオだけやってもらいたいなぁって希望はある。コーラスも凝ったストリングス系を入れるよりは、これもちょっとスペースみたいなもので、ホーンセクションの方でやっていこうかなと思ってる。ベースは聴いた通り、生で。

(『雨になっていく』終わり)



『箱の中』
あ:これはデモテープ作りを最初にやった曲よね、Lovevoxで。
奥:ギターはどういう、、、
だ:これは完全にエレキの曲なんだけど、最初カッティングとか、、、できたら完全にハイポジションのカッティングなので、、、アウトローで、ボーカルとユニゾンしたいって言ってたの覚えてる?
奥:あー、、、ってね。
だ:そう、それはできたらやってほしいんだけど、Tinaの曲でもあるんだけどサックスとユニゾンしてるやつ。最後はそうしたいんだよね。だからちょっとJazzyな感じ。最後は。
奥:完全にエレキの方がいいですね。ラリー・カールトンみたいなJazz的な。
だ:そうそう。もしできたらフルアコとのユニゾンみたいな。
奥:難しいの弾いたろ。
あ:そんなの、歌いますよ(怒)
だ:そう。そんなのやりたいなぁって。これは完全のシンセベース。これもどっちかっていうとスペースを活かしたいかなぁと。

(『箱の中』終わり)
『Happy Song』

あ:実はこの曲はいとこの結婚式の為に作ったという、、、
だ:そうだったね。んでいい感じだなぁって。そういう婚礼の席なのでいいHappyさを出すためにピアノで入って、サビで3拍子。これは生。ベース、ギター、ピアノ。ギターもオレが弾いて、ベースもベーシックなやつ。
あ:最初のキーが低かったので3度あげてもらった。ギターソロはないね。
奥:じゃ、僕はノータッチですね。手拍子とかいらないですか?
だ:うん、いらない。手拍子、入んないし。
奥:、、、、、そうか。
だ:アルペジオ Innのアルペジオ out みたいな。

(『Happy Song』終わり)



『永遠の風』

だ:一番ソロを弾くのがこの曲かな?アコースティックバージョンと同じように。InterとOutro。結構弾きまくり、あとIntroのフレーズもね。OutroのところでLiveのメンバー紹介でやってたフレーズ憶えてる?
奥:あ〜、なんか上の方でやっていたな〜。でもどんなパターンやろ?
だ:音源あるから聴けば分かるけど、違うものでもいいよ。
奥:レソレ、レソレ、やったかな?
だ:2番終わって一回ガクッと下ろしてそこから盛り上げていく時にそれをやる。その後はあっこのコーラス、大コーラスだね。で、フェードアウト。あとIntroはもしかしてギターではなくてベル系にするかもしれないな。
あ:ギターソロってあの長いギターソロ?
奥:長かったっけ?
あ:テレテテュ、テレテテュ、みたいな。
奥:そんなん弾いてた?
だ:???曲全体ではアコースティック&エレキの曲だね。ソロはアコも合うかも。
あ:アコがいいな。
だ:多分アルバムにしたら最後の曲かな。
あ:おいしいな〜、おいしい!!
奥&だ:??????

(『永遠の風』終わり)
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